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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)ベビーの飼育について。飼育初心者さんでも大丈夫!

「ベビーから飼いたいけど、飼育は難しいの?」ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の赤ちゃんは、とても小さいので少し不安になりますよね。

ベビーは半透明で貧弱な見た目をしていますが、触ると体はもうしっかりしています。

ブログ主は、2匹ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を飼っていて、1匹目は生後3ヶ月のハイイエローを、2匹目は生後1ヶ月のブラックホールを爬虫類専門店でお迎えしました。ベビーの飼育環境はほとんどアダルトと変わりません。

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ですが、実際に一緒に生活してみて、気を付けた方がいい事などはあったので目を通してみてください。

アルビノを飼育した経験はないので、光に弱いアルビノを飼育する場合だともう少し気にかけないといけない点があるかもしれないです。

 

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の成長過程

ヒョウモントカゲモドキ(以下レオパ)は、産まれてから

  • 3ヶ月~6ヶ月目くらいまで、ベビー
  • 半年から1年くらいまで、セミアダルト
  • 1年以降は、アダルト

という認識にだいたいなっています。

爬虫類専門店の方も、レオパの飼育本にも同じように書いてあることが多いので、それを目安に飼育していきましょう👉

 

飼育環境(必要なもの)

飼育環境はベビーからアダルトまで全て同じでOK!

< 最低限必要なもの >

  • ゲージ
  • シェルター
  • 床材
  • パネルヒーター
  • 温度計(湿度計付きならなお良し)
  • 餌をあげるためのピンセット
  • 生餌をストックする場合は、コオロギを入れておくケース
  • 生餌の場合カルシウム剤とビタミン剤(どちらも粉末)
  • コオロギにカルシウム剤・ビタミン剤を付けるケース
  • 必要であれば霧吹き

 

ゲージ・パネルヒーター

サイズは、爬虫類用のゲージMサイズ程度でOK。レオパは広いお家が必要な個体ではないので、パネルヒーターふたつ分くらいあれば大丈夫です。
温度は、涼しいところで25度くらい。暖かいところで30度くらい。今は、レオパ飼育セットなども売られているので、そちらを準備するといいと思います。

 

レオパは暖かいところに生息している生き物です。温度管理が重要なので、夏場などの暑い季節は人間との生活気温が合わない場合があります。

お家の中を移動する際や、床材をソイル(砂)などを使用する場合の掃除など含め、軽いアクリルのケースもおすすめです。

 

シェルター・温度計(湿度計付き)

シェルターのサイズは小・中・大があると思いますが、ベビーはすぐに大きくなるので最初から中サイズのシェルターでOK。

レオパの生息地は乾燥地帯で夜行性の為、日中は隠れている個体(飼育下では隠れずに、だらしない感じで寝ている事が多いです。)です。

食後はエネルギーを消費するためにお腹を温めます。脱皮前もシェルターにこもりがちになることも含め、シェルターはあったほうがいいです。脱皮をする時、シェルターの出入り口に頭を擦りつけて脱いだりします。

 

温度計は最初メーターの物を使っていましたが、海外表記になっているものなどもあり少し分かりにくかったので、結局デジタルのものに変えました。うちでは温度と湿度付きのものを使っています。

湿度は普段50%くらい。脱皮時は、80%あるといいです。湿度が上がりにくい場合、霧吹きをしたりパネルヒーターの上に水を入れた小さめのタッパーを置くと上がります。

 

床材は個体に合うものを選ぶ

床材に関しては、ペットシーツでもキッチンペーパーでもソイル(砂)でも大丈夫です。床材を口に入れちゃう個体もいるので、お迎えした個体の性格によって変えてみたほうがいいかもしれません。

主がお迎えした2匹目は、食い意地がかなりすごくソイル(砂)はペッって吐き出すのですが、うんちっちを拾う時のティッシュにかぶりつくし、キッチンペーパーの場合濡れて破れたりすると口にくっついて誤飲しそうだったので使わないようにしました。

1匹目は穴掘りが好きなので、ソイル(砂)を使っています。

 

生餌の場合と脇ぷにについて

コオロギは栄養はありますが、カルシウムがほとんどない虫です。なので、カルシウム剤を毎日、ビタミン剤を週1回付けたものを与えます。1日1回、3ヶ月~生後半年くらいまで、毎日食べるだけあげます。

ピンセットですが、食べる時の勢いが凄く、ピン先に口がぶつかりケガをしてしまいそうだったので、私はステンレスのものから木のものに変えました。

 

そして、うちではアダルトサイズのレオパの先輩がいるので、Mサイズの生餌のコオロギを購入しています。ベビーはコオロギが大きすぎると食べないこともあるので、頭をちぎって分けてあげると食べてくれます。レオパは自分の頭くらいのサイズなら食べてくれます。

生餌のコオロギはお店によっては在庫切れになる場合があるので、非常用に乾燥コオロギやフードなどをひとつ用意しておくといいでしょう。

レオパは、尻尾に栄養を溜めます。少しの間食べれなくても大丈夫なため、非常用があまり必要ないかもしれませんが、生餌の入荷にかなり時間がかかる場合や生餌のコオロギの餌としても使えるのでひとつあると役に立つと思います。

 
イエコとフタホシ種類別であるので、普段与えている方をストックしておくといいでしょう。

 

ちなみに、脇ぷに(脇の下に水ぶくれのようなもので肥満のサイン)ができてしまう場合があります。

専門店の方に確認したところ、ベビーのうちに餌を与えてないと丈夫に育たたなくなってしまうそうです。なので、基本は3ヶ月~半年くらいまでは毎日与えるようにしましょう。主は、4ヶ月目くらいから1日置きに変えました。

そんな脇ぷについてですが、できやすい個体もいるみたいです。主がお迎えしたベビーも脇ぷにができてしまいましたが、半年以降くらいから無くなり、健康で順調に元気に問題なく育っています。

アダルトになっても出来ている場合は、ただのデブなので気を付けましょう。

毎日餌を与える場合、うんちっちをきちんとしているか?は特に気にしておきましょう。便はこげ茶色で尿は白色です。

 

毎日のメンテナンス

毎日、便と尿拾いとシェルターの水替えをします。便と尿どちらも出たてはホヤホヤで柔らかいですが、時間が経つと固まるのでティッシュや小さいスコップなどで拾えます。

そして、ベビーは嫌がっているとビーッ!と鳴きます。お迎えして触りたいと思うかもしれませんが、ベビーでもアダルトでもそれがストレスになり自切(尻尾を自分で切る)をしたりする場合があるので、極力触らずお家の環境に慣れるまで観賞用と思っておいた方がいいです。

掃除などでケースに手を入れるのですが、鳴かず逃げずになるまで1ヶ月以上かかりました。元々触れ合うタイプの生き物ではないので、自分の手に自分から登るようになるまでは極力触らないようにしましょう。ちなみにうちのは食い意地が凄い子だったので、慣れてからはゲージの掃除中、指を食べにきます。

 

ベビーをお迎えするにあたってまとめ

せっかくお迎えするならベビーから飼いたい方多いと思います。そして、爬虫類専門店の個体の方が元気な子が多く、分からない事があってもお店の方に聞けるので専門店からお迎えすることをおすすめします。

ベビーに関しては脱皮の回数もアダルトより頻度が少し多いのです。アダルトの場合、月に1回程度の脱皮ですが、ベビーは月に2回脱皮したりします。脱皮不全にならないよう温度管理と湿度管理を忘れずにしましょう。

アダルトのレオパと違う点は、触ったり抱えたりするとかなり嫌がる事と、餌の頻度が多い事くらいです。レオパはあっという間に大きくなります。3ヶ月目くらいからは、半透明感も無くなりベビーというよりジュニアです。

夜行性の為、紫外線ライトなどもいらず飼育環境をしっかりセットしてあげれば、丈夫な爬虫類さんなのでべビーのうちからでも飼育しやすいです。